芸能界とは一見無縁とも見られる孤独死。しかし、一度は華やかな表舞台に立ちながら、寂しい死を迎えた芸能人も少なからず存在する。テレビや舞台で活躍した喜劇女優の桜京美もその一人である。
1989年1月6日、自宅でこたつの脇でうつ伏せに倒れて死亡しているのを発見された。その遺体は腐乱しており、吐血の跡もあった。部屋に残されていた手帳には「だるい」「血便が出る」などと書き残されており、その手帳の日付が11月10日で途切れていることから、その頃に孤独死し、それからおよそ2ヶ月もの間気付かれずにいたようである。傍では愛猫の「パール」も餓死していた。
ちなみに同業者でもある小桜京子とは名前が似ているためよく混同されたが、桜が死去した際、小桜の元に献花が届いた、というエピソードもある。