中村亀鶴(初代)

初代中村亀鶴(しょだいなかむらきかく 本名:渡辺榮治郎 1948年9月30日生)
 [歌舞伎役者]



 京都府出身。四代目中村富十郎と初代中村鴈治郎の末娘、中村芳子の子。1954年1月大阪歌舞伎座の『盲目物語』の小督で中村榮治郎を名乗り、子役としてお茶々の妹役で初舞台。1971年に初代中村鴈治郎の俳名から、初代中村亀鶴を襲名。若衆方も兼ね、若女形を本領として、おっとりとした芸風をもち、関西歌舞伎の中堅俳優として活躍した。

 1994年、新歌舞伎座出演中に、京都の知人女性のマンションから転落し不慮の死を遂げた。自殺の疑いがもたれ警察で調べたが、結論は公表されていない。

 1994年3月20日死去(享年45)