園田詩織

『ゴメンナサイ』より



園田詩織(演者:嗣永桃子)
 神奈川県の高校2年生。学年トップの秀才で文芸コンクールで入賞した黒羽比那子に、テストで負けた詩織は比那子をいじめのターゲットにする。いじめに動じない比那子に苛立った詩織は、比那子に文化祭の演劇の脚本執筆を押し付けた。しかし、比那子の脚本には読んだ者に死をもたらす呪いがかけられており、それを読んだクラスメイトの宮内みゆきと篠宮千春、文芸部顧問の山下らが立て続けに死亡する。

 比那子から完成した脚本を渡された詩織であったが、恐怖のあまり読まずに転校するも、携帯電話に送られてきたメールが比那子からとは知らずに、脚本が書かれたメール文を見てしまった。気が狂った詩織は元の学校に舞い戻ると、教室にいた比那子に馬乗りになりながら包丁でめった刺しにした後、「こいつの呪いで殺されるくらいなら、自分で…」と言って、自分の喉を包丁で掻っ切って自殺を遂げた。