ジュニア・セアウ

ジュニア・セアウ(Junior Seau 本名:ティアイナ・バウル・セアウ・ジュニア 1969年1月19日生)
 [アメリカ・アメリカンフットボール選手]



 カリフォルニア州オーシャンサイド出身。南カリフォルニア大学でカレッジフットボールをプレーした後、1990年のNFLドラフトでサンディエゴ・チャージャーズから全体5位指名を受け、NFL入りした。入団直後からチャージャーズ・ディフェンスの中心人物として活躍し、1994年シーズンには第29回スーパーボウルに出場した。2003年、マイアミ・ドルフィンズへトレード移籍。2006年、ニューイングランド・ペイトリオッツに移籍した後、2009年シーズンを最後に引退した。引退後、背番号55はチャージャーズの永久欠番となった。

 2012年3月2日、カリフォルニア州サンディエゴの自宅で死亡しているのを恋人に発見された。自分の胸を銃で撃って自殺を図ったとみられている。死後、セアウは慢性外傷性脳症であったと診断された。ピッツバーグ・スティーラーズのスター選手だったマイク・ウェブスターが死後、慢性外傷性脳症であったことが2005年に発表されて以来、脳震盪がスポーツ選手に及ぼす影響について議論されていたが、セアウも晩年、ウェブスターと同様の症状に悩まされていた。そのためセアウの死後、議論がさらに活発になり、多くのスポーツで脳震盪への対応が重視されるようになった。

 2012年3月2日死去(享年43)