ミリン・ダヨ

ミリン・ダヨ(Mirin Dajo 本名:アーノルド・ヘンスケンズ 1912年8月6日生)
 [オランダ・パフォーマー]



 ロッテルダム生まれ。特に1945年から1947年にかけ、胴体の様々な箇所に西洋の槍状剣を突き刺し貫通させ抜かせる事を繰り返し、死ぬどころか出血多量や重傷にも全くならないという超常現象まがいの行為を『写真や動画映像』に残した謎に満ちた人物である。

 ダヨは自分のパフォーマンスを疑う者たちに、パイプを渡し体に突き刺させたこともある。そして、そのパイプに水道ホースを繋いで水を流し貫通していることを証明した。医者や科学者にも協力的で、槍状剣を突き刺した状態でのX線撮影に応じ、実際に身体を貫通する槍状剣がX線写真で証明され「奇跡の肉体」と評された。

 ダヨの身体にはピアスと同じような原理の穴が開いており、そこに槍状剣を突き刺して貫通させているという説が有力だが真相は不明である。

 1948年5月、釘を食べて医者に麻酔をかけずに取り除いてもらえという啓示を受け、実際に釘を食べて医者に取り除いてもらった2日後に死去した。検死が行われた結果ダヨは大動脈破裂で死亡していたことが明らかにされた。

 1948年5月26日死去(享年35)