アルベルト・エボッセ・ボジョンゴ

アルベルト・ドミニク・エボッセ・ボジョンゴ・ディカ(Albert Dominique Eboss Bodjongo Dika 1989年10月6日生)
 [カメルーン・サッカー選手]



 リトラル州ドゥアラ出身。ポジションはFW。2009年にU-20カメルーン代表に招集された。母国カメルーンのコトンスポール・ガルア、ユニスポール・バファン、出身地のドゥアラ・アスレチック・クラブを経て、2012年4月15日、退団したラザール・ポポヴィッチに代わる形でマレーシアのペラFAに入団、同月17日のサバFA戦で初出場を果たしたが2-2の引き分け、5月4日のトレンガヌFA戦で初ゴールを決めたがこの試合も2-2の引き分けだった。2013年7月、アルジェリア・シャンピオナ・ナシオナルのJSカビリーに入団、リーグ2013~2014シーズンで17ゴールを挙げ得点王に輝いた。

 2014年8月23日、USMアルジェ戦でゴールを挙げたがチームは1-2で敗退、試合終了後に競技場から去ろうとしたところ激高していたJSカビリーサポーターの1人によって投げられた物がボジョンゴの頭部を直撃、病院に運ばれたが数時間後に外傷性脳損傷で死亡。24歳の若さだった。調査の結果、投げられた物は屋根などに使われる粘板岩という石であることがわかり、サポーターがスタジアム内に持ち込んだとみられている。なお、犯人は特定されていない。

 アルジェリアサッカー連盟はこの事件を受けて以降の試合を無期限延期することを決め、試合が行われたスタッド・プルミエ・ノヴァンブルスタジアムの閉鎖を命じた。JSカビリーは昨季のアルジェリアリーグで2位となっていたため、2015年度のアフリカチャンピオンズリーグに出場する権利を獲得していた。しかし、アフリカサッカー連盟はJSカビリーに2年間の出場停止処分を科し、国際試合をプレーする権利をはく奪することを決定した。

 2014年8月23日死去(享年24)