マルセル・ヤコブ

マルセル・ヤコブ(Marcel Jacob 1964年1月30日生)
 [スウェーデン・ベーシスト]



 ストックホルム出身。1979年からイングヴェイ・マルムスティーンとライジング・フォースで音楽活動を開始。ライジング・フォース脱退後スウェーデンに帰国してジャズ・ロック・バンド「Wasa Express」による1986年の再結成ツアーに参加。

 同年末、ジョン・ノーラムのソロ・アルバム『トータル・コントロール』に全面参加し、ツアーも行う。しかしアルバム第2作目を制作中にマネージメントとの間に問題が発生し、これも長くは続かなかった。しかしノーラムとの共同作業で生かされなかったマテリアルをヨラン・エドマンらと制作させる中で幸運にもジェフ・スコット・ソートとの再会を果たし、これがタリスマン結成となった。

 その後はタリスマンやヒューマン・クレイなどジェフ・スコット・ソートとの活動を主軸に、ラスト・オータムズ・ドリームほか様々なプロジェクトで活躍していたが、2009年7月21日にストックホルムの自宅で自殺した。まだ45歳という若さであった。追悼コメントを公式サイトに寄せたジェフ・スコット・ソートによると、数年前から健康上の問題を抱えていたとのことである。

 2009年7月21日死去(享年45)