オーガスト・エイムズ

オーガスト・エイムズ(August Ames 本名:メルセデス・グラボウスキー 1994年8月23日生)
 [カナダ・ポルノ女優]



 ノバスコシア州アンティゴニッシュ生まれ、オンタリオ州ペタワワ育ち。ポーランド人の血をひき、アフリカ系アメリカ人のクオーターでもあった。両親は2人とも軍隊で働いており、母親は双極性障害に苦しんでいた。エイムズは少女時代、父方の祖父から日常的に性的虐待を受けていたと主張したが、父親は信用せず12歳の時からグループホームに住んだ。若い頃は子守り、動物介在補佐、乗馬トレーナーとして働いた。

 

 2013年11月、19歳の時にポルノ女優としてデビュー。以来270本以上の映画に出演した。生涯で3度のFemale Performer of the Yearのノミネートも含む、4つのAVNアワードにノミネートされた。2016年、ポルノ以外の映画『Model for Murder: The Centerfold Killer』に出演。2016年9月には、ヴィクセン・スタジオのエンジェル・オブ・ザ・マンスに選出された。

 

 2017年12月、エイムズはポルノシーンに出演する予定であったが、共演者がゲイポルノに出演経験がありながら性感染症の検査を受けていない男性であることを知り、辞退した。2017年12月3日、エイムズはツイッターに「明日、私の代わりに出演する女優さんは、相手がゲイの経験があるということを知らされないまま撮影させられる。くそったれとしか言えない」と投稿した。このツイートはSNS利用者からの非難と悪罵を引き起こした。バイセクシュアルだったエイムズは、LGBTコミュニティを愛し、性の自己決定権を持っていると主張していた。

 

 ツイートから2日後の2017年12月5日、エイムズはカリフォルニア州カマリロの公園で首を吊って死亡しているのを発見された。検死による毒物検査の結果、死亡時の彼女の体内にコカイン、大麻、抗うつ薬セルトラリン(ゾロフト)、抗不安薬アルプラゾラム(ザナックス)が認められることが明らかになった。親しい友人たちは、ネットいじめが彼女の人生を終わらせたのだと主張した。


 2017年12月5日死去(享年23)