トシェ・プロエスキ(Tose Proeski 本名:トドル・プロエスキ 1981年1月25日生)
[マケドニア・歌手]
トシェの遺体は深夜にスコピエへマケドニア共和国軍のヘリコプターで輸送され、故郷のクルシェヴォへ送られた。空港やスコピエ市内の広場に大勢の市民が集まり、トシェへの最後の別れを惜しんだ。アメリカ合衆国大使、アメリカ合衆国国際開発庁、欧州連合大使が公式文書を発した。10月17日に国葬が行われることが発表され、またクルシェヴォ市は3日間の喪に服した。トシェの死後、マケドニア政府は彼を名誉国民に認定した。トシェの死が知らされてまもなく、スコピエはじめマケドニア中の市民たちが市の中央広場に集まり、ろうそくや花、メッセージを捧げた。学校や大学、スポーツクラブ、企業なども自発的に追悼キャンペーンに加わっていった。このような集まりはマケドニア国内のみならず、バルカン諸国、特に旧ユーゴスラヴィア諸国や世界各地のバルカン半島出身者(ディアスポラ)にも見られた。ボスニア・ヘルツェゴビナのサラエヴォで行われた追悼式には2千人がろうそくをともして集まった。政府は2007年10月17日、トシェの国葬を故郷のクルシェヴォで行い、マケドニア共和国軍と国家防衛隊による栄誉礼、軍楽隊、礼砲3発などを含む名誉式典が捧げられた。葬儀はMacedonian
TVによって国内外へ中継され、また、大統領ブランコ・ツルヴェンコフスキ、首相ニコラ・グルエフスキ、マケドニア議会議員および議長リュビシャ・ゲオルギエフスキ、アメリカ合衆国および欧州連合の駐マケドニア大使のジリアン・ミロヴァノヴィッチ、エルワン・フエーレ、アメリカ合衆国国際開発庁、赤十字やその他の国や組織の大使らが参列した。参列者には、マケドニア国内外の有名なミュージシャンたちも名を連ねた。トシェは正教会の信者であったことにより、埋葬式はオフリド大主教ステファン率いるマケドニア正教会が行った。
2007年10月16日死去(享年26)