ジャンニ・レオーニ

ジャンニ・レオーニ(Gianni Leoni 1915年3月1日生)
 [イタリア・オートバイレーサー]



 コモ出身。最初期のロードレース世界選手権で活躍した。グランプリでのベストシーズンはブルーノ・ルフォに次いでシーズンランキング2位となった1950年。翌1951年にもカルロ・ウビアリに続いてランキング2位となっている。1949年に世界選手権となったイタリアGPの初代勝者でもあった。

 レオーニは1951年のアルスターGPの練習中の事故により死亡した。コースを一緒に走っていたモト・グッツィのチームメイトであるサンテ・ジェミニアーニとエンリコ・ロレンツェッティが急遽ピットインしたのに気が付かず、何かあったのか心配したレオーニが彼らを探すためにコースを逆走していたところにピットアウトした二人がさしかかり、避け切れなかったレオーニとジェミニアーニが100km/h以上のスピードで衝突したのである。この事故でジェミニアーニも死亡している。

 1951年8月15日死去(享年36)