ジーン・ハーロウ

ジーン・ハーロウ(Jean Harlow 本名:ハーリン・ハーロウ・カーペンター 1911年3月3日生)
 [アメリカ・女優]



 ミズーリ州カンザスシティ出身。16歳で駆け落ちし、ロサンゼルスに移り住んだ。そこで映画のエキストラの仕事をするようになった。その結婚は長続きせず、離婚後さらに大きな役を得ようと努力するようになった。1930年、彼女はチャンスを掴む。ハワード・ヒューズ監督作品の『地獄の天使』の製作スタッフは、ヒロインの代役を探していた。ヒロインはすでにあるスウェーデン人の女優に決まっていたが、彼女の訛りがひどかったために早急に代役が必要だったのだ。そんな時、たまたまスタジオにいた彼女が抜擢され、妖艶な彼女は一躍スターとなる。プラチナ・ブロンドというニックネームを与えられ、悪女や妖婦役で人気を得た。

 アルコールの問題を抱えたり、2番目の夫で映画監督のポール・バーンが結婚後2ヶ月でピストル自殺するなどのスキャンダルも多かった。

 1937年に腎臓を煩い倒れたが、クリスチャン・サイエンスを信奉していた彼女の母親は医者に見せることを拒み、そのまま腎臓疾患のために急逝した(もしくは本人が治療を拒んだとの説もある)。

 1937年6月7日死去(享年26)