ダヴィデ・アストーリ

ダヴィデ・アストーリ(Davide Astori 1987年1月7日生)
 [イタリア・サッカー選手]



 ロンバルディア州サン・ジョヴァンニ・ビアンコ出身。ポジションは左利きのセンターバックであり、カリアリ・カルチョでセリエAデビューを果たした後、ASローマやACFフィオレンティーナでプレー。フィオレンティーナでは主将も務めた。イタリア代表にも選出されFIFAコンフェデレーションズカップ2013に出場した。イタリア代表では通算14試合に出場。既婚者であり、2016年には妻との間に娘が生まれている。生前最後のイタリア代表の試合となった2017年11月のスウェーデンとのワールドカップ予選プレーオフにも招集されていた。

 2018年3月4日、ウディネーゼ・カルチョとの試合のために宿泊していた遠征先ウーディネのホテルで就寝中に急死した。死因は心臓発作(心血管虚脱)とみられている。悲劇が起こる数時間前まで、チームメートとテレビゲームを楽しんでいたという。

 アストーリの死を受け、3月4日に行われるセリエA7試合全ての延期が決定した。3月6日、フィオレンティーナとカリアリはそれぞれの公式ツイッターで、アストーリがつけていた背番号13を永久欠番にすることを発表した。葬儀は3月8日にフィレンツェのサンタ・クローチェ教会で行われ、親族やチームメート、関係者のほか、教会に入りきれないファンや市民が広場を埋め尽くした。また、フィオレンティーナとライバル関係にあるユヴェントスの選手らも駆けつけアストーリに最後の別れを告げた。アストーリの死後最初の試合となった3月12日のフィオレンティーナのホーム、スタディオ・アルテミオ・フランキでのベネヴェント・カルチョの試合前には両チームの選手と審判団が肩を組んで黙祷が捧げられ、アストーリの背番号にちなみ開始13分に試合が一時中断されゴール裏にコレオグラフィーが掲げられた。試合は1-0でフィオレンティーナが勝利した。

 2018年3月4日死去(享年31)