ビート・フェール

クロード・ビート・フェール(Claude Beat Fehr 1943年6月21日生)
 [スイス・レーシングドライバー]



 チューリッヒ生まれ。1963年にレースを始める。彼は1967年にカゼルタで行われたイタリアF3レースでの大事故によって死亡した。高速市街地サーキットで、7周目にエルネスト・ブランビラ、クレイ・レガツォーニ、ジャーグ・ダブラー、ロマーノ・ペルドーニとコラード・マンフレディーニらを巻き込む多重事故が発生。

 ビート・フェールが車を止め、後から来るレーサーに大破した車両への注意を知らせるため車から降りて走り出した所に、ジャコモ・ルッソを含む後続の車が避けきれずフェールに衝突し、フェールは死亡した。フェールをはねたルッソもコース脇の石の壁にクラッシュして炎上し死亡。またペルドーニも8日後に病院で死亡し、3人のドライバーが亡くなる惨事となった。

 フェールは死後にその行動が評価され、国際フェアプレー委員会からフェアプレー賞を授与された。

 1967年6月18日死去(享年23)