アガピト・サンチェス

アガピト・サンチェス(Agapito Sanchez 1970年2月14日生)
 [ドミニカ共和国・プロボクサー]



 ラ・ビクトリア出身。第11代WBO世界スーパーバンタム級王者。1989年11月25日、プロデビュー。初回56秒TKO勝ちで白星でデビューを飾った。ファン・マヌエル・マルケスの強打を浴びながらもダウンを拒んだ試合やホアン・グズマンとの同国人同士の対決やマルコ・アントニオ・バレラにはダウンを奪いながらも敗れはしたがバレラをあと一歩まで追い詰めた試合は有名だが、後の世界6階級制覇王者でIBF世界スーパーバンタム級王者マニー・パッキャオとの王座統一戦では負傷判定で3者3様の引き分けに終わりながらもパッキャオの強打を封殺したことで注目を集めた。選手としてはバレラをダウンを奪ったカウンターは意外な一撃の威力がある。ダウンをしたことが少ないタフさと、強固なディフェンスと空間把握能力を売りにした。

 2005年11月15日、サントドミンゴの酒場でガールフレンドと時間を過ごしている時に非番だった空軍の軍人に射殺された。軍人がサンチェスのガールフレンドをダンスに誘ったためにトラブルとなり、腹部を撃たれたという。

 2005年11月15日死去(享年35)