アンドリュー・ケーニッヒ

アンドリュー・ケーニッヒ(Andrew Koenig 1968年8月17日生)
 [アメリカ・俳優]



 カリフォルニア州ロサンゼルス出身。1985年から1989年までコメディドラマ『愉快なシーバー家』に登場するマイクの親友ボナー・スタボーン役で出演した。 同時期『21ジャンプストリート』 といった他作品にも出演した。1990年代前半からは声優業も始め、『G.I. Joe: A Real American Hero』にも出演した。

 2003年、サンディ・カローラが監督を務め、サンディエゴ・コミコンで上映された非公式の映画『Batman: Dead End』のジョーカー役で人気を博した。映画監督ケビン・スミスはこの映画を「バットマンの映画史上最も原作に忠実で素晴らしい」と評した。2006年まで俳優業を続けてきたが、制作業に携わることも増え、2006年から2010年までに配信されたポッドキャスト『Never Not Funny』ではプロデューサーを務めた。

 ケーニッヒはヴィーガン(動物製品の使用を行わない生活様式)だった。2007年にはアメリカ合衆国のビルマ・キャンペーンの一環として父とともにミャンマーを旅行し、タイにあるミャンマー難民キャンプを訪れた。ケーニッヒは2010年2月14日から訪問先であるバンクーバー周辺で消息を絶ち(なお、携帯電話を使ったのはこの日が最後である)、帰国予定である16日を過ぎても連絡がなく、警察に捜索願が出された。2月25日、バンクーバー市内のスタンレー公園にて、首を吊ったケーニッヒの遺体が発見された。自殺した理由は不明だが、うつ病を患っていたという。 

 2010年2月14日死去(享年41)