ピーター・スミット

ピーター・スミット(Peter Smit 1961年12月24日生)
 [オランダ・格闘家]



 ドルトレヒト出身。1987年、極真会館主催の第4回オープントーナメント全世界空手道選手権大会に出場。5回戦において黒澤浩樹と対戦し、判定負け。判定に納得のいかない彼は会場である日本武道館の窓ガラス等を壊したと言われているが、後にスミットは「暴れたのは俺じゃなくてセコンドだ。俺に似ていたかもしれないが俺じゃない」と弁明した。

 WKAヨーロッパ王者として1990年6月30日、全日本キックボクシング連盟「INSPIRING WARS "HEAT630"」で行われたWKA世界ジュニアライトヘビー級タイトルマッチに挑み、前チャンピオンロブ・カーマンを10R2:10に右ストレートでKO勝ち、WKA世界ジュニアライトヘビー級王座獲得。後の防衛戦でルーク・ヴァーヒーに敗れ、WKA世界王座から陥落。チャンプア・ゲッソンリットにバンコクのルンピニー・スタジアムで2R失神KOで勝利。正道会館主催の第9回オープントーナメントで、佐竹雅昭に延長の末判定負け。チャンプア・ゲッソンリットとの再戦で判定負け。1991年にモーリス・スミスと対戦し敗北した。

 現役を引退した後、スキーダム市にジムを開くなどしていたが、経営状態の悪化により約1年後にはジムを閉めてしまうことになる。その後は、酒場のバウンサー(用心棒)などもしていたが、2005年8月16日、何者かに銃撃され、死亡した。

 2005年8月16日死去(享年43)