砂田駒子

砂田駒子(すなだこまこ 1900年生)
 [女優]



 岡山県出身。4歳で渡米し米国で育ち、1917年のハリウッド映画『旅の女(The Door Between)』にエキストラで出演。1922年、メトロ・ゴールドウィン・メイヤー(MGM)俳優フランク徳永と結婚、1923年に帰国して夫婦で東亜キネマ甲陽入社。1924年、日活京都に移り、村田実の名作『街の手品師』で注目され、徳永監督『愛に輝く女性』、阿部豊の『陸の人形』などに主演。

 1929年にマキノプロへ入社。『パイプの三吉』『歓楽の影』などに活躍。1930年には帝国キネマに移り、『女社長閣下』に主演したが、1931年に新興キネマに変わる直前引退して、以後消息は不明となった。