ジェフ・ヒーリー

ジェフ・ヒーリー(Jeff Healey 本名:本名、ノーマン・ジェフリー・ヒーリー 1966年3月25日生)
 [カナダ・ギタリスト/歌手]



 カナダのトロントに生まれたヒーリーは、1歳のときガンにより失明する。3歳でギターを弾くようになり、17歳のときに初めてのバンドを結成した。その演奏スタイルは、ひざの上にギターを置いて、両手の10本の指を自在に滑らせるというもので、彼独特の奏法である。

 パトリック・スウェイジ主演の映画『ロードハウス/孤独の街』(1989年)に出演し、それがきっかけとなりアリスタ・レコードと契約。1988年にアルバム「See the Light」でデビューを果した。そこからのシングルカット曲である「Angel Eyes」は、全米ヒットチャートで最高位5位、1989年の年間チャートでも80位にランクされる大ヒットとなった。

 アリスタからは、ジェフ・ヒーリー・バンド名義で計4枚のアルバムをリリースした。その後は、トラディショナルなジャズの作品も手がけている。また、地元トロントでは自身のクラブ"Jeff Healey's Road House"を経営。またラジオのDJも務めた。

 2007年にはガンを取り除くために脚と肺の手術を受けている。闘病生活を送りながらも演奏活動は続け、2008年に久々のブルースロック・アルバム「Mess of the Blues」を完成させた。そのリリースを目前に控えた2008年3月2日、トロントのセントジョセフ病院にてガンのために亡くなった。

 2008年3月2日死去(享年41)