ヴァネッサ・マルケス

ヴァネッサ・マルケス(Vanessa Marquez 1968年12月21日生)
 [アメリカ・女優]



 カリフォルニア州出身。テレビドラマシリーズ『ER緊急救命室』の第1シーズンから第3シーズンまで登場した看護師ウェンディ・ゴールドマン役や、1988年の教師ドラマ映画『落ちこぼれの天使たち』の生徒アナ・デルガド役で知られる。1993年にはギャングの叙事詩的映画『ブラッド・イン ブラッド・アウト』と、独立系映画『風と共に去る20ドル!?』に出演した。ヴォーカリストの一面もあり、2000年の映画『アンダー・サスピション』には歌手として出演した。

 2000年代までは、いくつかの映画やテレビドラマに出演していたが、2005年にリアリティ番組『intervention』で、「買い物依存症とうつ病、OCD(強迫性障害)などに苦しんでおり、自己破産寸前」の患者として登場した。2013年には彼女のYoutubeアカウントの動画の中に自らを自己免疫疾患の治療を受けているという物があり闘病中であることをうかがわせた。

 2018年8月30日、ロサンゼルス郊外の自宅で、警察によって射殺された。関係機関は生活保護手当小切手の管理のために彼女の自宅へ呼ばれたところ、マルケスが発作を起こしているのを発見し、彼女が精神上の問題による悩みも抱えていることも判明した。ロサンゼルスの精神保健ワーカーも交えて医療機関の支援を受けるよう説得したが、マルケスは警官に拳銃と思わしきものを向けたため、警官はマルケスに発砲した。後の調べで、その武器はBB弾を使うエアソフトガンと判明した。

 2018年8月30日死去(享年49)