水町庸子

水町庸子（みずまちようこ　本名：三国むめ子　1912年3月24日生）
　［女優］


　福井県出身。三重県立津高等女学校中退。1933年、東京新宿の大衆劇場「ムーランルージュ」に入り、水町玲子の芸名で、地味な役どころの社会風刺劇に活躍した。のち同座の俳優・三国周三と結婚。1938年、水町庸子と改名し、『冬の宿』で映画デビュー。『鶯』(1938年)、『光と影』(1940年)、『閣下』(1940年)などで堅実な味わい深い演技をみせた。

　1941年、中川信夫監督『暁の進発』の撮影中、盲腸炎をこじらせ、手当ての甲斐なく旅先の京都の宿で死亡した。

　1941年1月11日死去(享年28)