京都大水害

京都大水害(1935年6月29日発生)
 [豪雨の影響で鴨川や天神川などが氾濫、家屋や橋梁が流失し、芸人夫婦が亡くなった。]



 前日からバケツをひっくり返したような猛烈な雨が降り続き、6月29日未明に鴨川、天神川、桂川沿いの広い地域で家屋の浸水が発生した。豪雨が過ぎ去ったのは7月2日で、この洪水により家屋の全半壊482戸、死傷者83名の被害をもたらした。

 同災害で12名の死者が確認されたが、そのなかに落語家の橘ノ圓(初代)とその妻で音曲師の立花家橘之助が含まれていた。