近藤柏次郎

近藤柏次郎(こんどうはくじろう 1900年8月17日生)
 [ピアニスト/作曲家]



 中学時代からピアノを学び、杉山長谷夫らに師事、山田耕筰の推薦で、来日中のロランジの伴奏を行い、一躍楽壇に知られた。東京帝国大学卒業後一時日仏銀行に勤めたが、1925年に音楽研究のためパリに留学、アムールに師事。1929年に帰国後はフランス派ピアニストとして活躍した。作曲作品に若干の歌曲やピアノ曲、歌謡曲の作曲も手がけ、作品に四家文子『ミス・ニッポン』、藤本二三吉の『ニッポン・ムスメ』がある。著書に「シャリアピンの生涯」などがある。

 フランスから帰国後に許嫁と結婚させられたが、1932年7月13日に新橋の芸者と共にガス心中を遂げた。

 1932年7月13日死去(享年31)