クラウス・ノミ

クラウス・ノミ(Klaus Nomi 本名:クラウス・シュペルバー 1944年1月24日生)
 [ドイツ・歌手/パフォーマー]



 バイエルン州インメンシュタット出身。少年時代にマリア・カラスに影響され、ソプラノ歌手を志す。1972年にベルリンの音楽学校を卒業後、ニューヨークに移住する。ここでは歌手活動の傍らホテルのパティシエもしており、菓子作りの腕は職人並でケーブルテレビなどで紹介されたりもした。1979年頃からデヴィッド・ボウイのバックコーラスとしてパートナーのジョーイ・アリアスとともに脚光を浴びる。そして1981年にはファーストアルバムの「Klaus Nomi」、1982年には「Simple Man」をリリースするが、このころにはHIVに感染しており「Simple Man」がラストアルバムとなってしまう。

 1983年8月6日夜、AIDS発症のためジョーイ・アリアスに看取られながら39年の短い生涯を終えた。ノミの遺灰はニューヨークの街に撒かれた。死後、その存在を知る者はきわめて少なくなり表舞台からは完全に消えたと思われていたノミだが、2005年には関係者などの証言などを集めたドキュメンタリー映画「ノミ・ソング」が製作、上映され、再び注目を集めた。

 1983年8月6日死去(享年39)