エリザベス・キャンベル

『将軍の娘/エリザベス・キャンベル』より



エリザベス・キャンベル(演者:レスリー・ステファンソン)
 アメリカのジョージア州陸軍基地に所属する才色兼備の女性軍人。父は次期副大統領が有力視されているジョー・キャンベル将軍。優秀な士官候補生だったエリザベスは、敵対心を抱いていた同期たちから夜間軍事演習の最中に四肢を拘束され、全裸のまま一晩中強姦されてしまう。彼女はその事件によって性病に罹り、さらに妊娠していたため人工妊娠中絶を余儀なくされた。

 エリザベスの父であるジョー将軍は、事件を把握したものの、軍の名誉を重んじる上層部に逆らえず、娘に起きた惨事を不問にした。事件のトラウマと組織の論理を優先する父に絶望したエリザベスは、性的に放縦な性格へと変貌し、基地内のほとんどの男性軍人と肉体関係を持つようになった。

 やがて父のジョー将軍が退役の日を迎えようとしていたが、ある晩エリザベスは全裸で四肢を拘束された事件当時の自分の状況を再現し、父を呼び出してその姿を見せつけた。その場で父に助けてもらうことで救われようとしたが、父は娘の気持ちに応えず、彼女を放置して立ち去ってしまう。

 その後、エリザベスに心底惚れ込んでいたウィリアム・ケント大佐によって発見されるが、エリザベスがケントを罵倒したことで二人は口論となり、愛情が憎悪へと変わったケントによって首を絞められて殺害された。