宮下トモヤ

宮下トモヤ(みやしたともや 本名:宮下智也 1981年7月20日生)
 [格闘家]



 北海道出身。学生時代は柔道部に在籍し、卒業後にバトラーツB-CLUBに入門。2002年にリングデビュー。その後、フリーランスを経てパワーオブドリームに所属した。自ら「日本一巧い」と公言するフロントチョークを武器にDEEPやDREAMなど国内の一大格闘技イベントで活躍した。

 2010年11月、縦隔に腫瘍(性腺外胚細胞腫瘍 非セミノーマ)が見つかり、治療のため入院。腫瘍摘出の手術は成功したものの、2011年5月には急性巨核芽球性白血病も発覚し、同年12月31日午後6時10分に亡くなった。

 宮下本人の希望により生前に書いた遺書がブログで公開された。

仲間の皆へ

すみません、どうやら死んでしまったみたいです・・・
僕自身告知されてから覚悟していました。
だからこれを書いてる今も不思議と悲観的な気持ちにはなってません。
格闘技に出会って僕は人生をとても全うできたと思ってます。
沢山の仲間とも出会えたし、
僕が最初ガンになった時、沢山の仲間が会いに来てくれたり
僕を助ける為の活動をしてくれました。
感謝してもしたりないです・・・
格闘技はあまり強くなれなかったけど
格闘技をとおして沢山の人と出会えました。幸せ者です。
本当は一人一人名前を出したいんだけど
本当に沢山いるし万が一書き忘れた人がいたら申し訳ないので止めときます。

もちろん格闘技をとおした仲間以外にも地元の人達、職場の人達など色んな人達にも支えられました。
その人達の支えがなければもちろん格闘技もできなかったと思います。
感謝しています。
死を覚悟してた反面、格闘技復帰もあきらめてはいませんでした。
実は毎日欠かさず自分の入場曲をyoutubeで聞いて復帰戦のイメージもしてました。
復帰はしたかったですがしょうがないです。

皆さんどうか悲しまないで下さい。
でも自分勝手かもしれませんが僕の事忘れないで下さい。
本当にありがとうございました。

宮下トモヤ

 2011年12月31日死去(享年30)