長谷有洋

長谷有洋(はせありひろ 1965年4月22日生)
 [声優/俳優]



 東京都出身。俳優で声優でもある「はせさん治」の長男。父の影響で俳優を志し、中学3年生から劇団こまどりに入団し、ホームドラマで子役としてデビュー。高校2年生のときに声優オーディションを受け、『キャプテン』のキャッチャー小山役、次いで『超時空要塞マクロス』の主人公、一条輝役に抜擢された。自分と同じ17歳という設定の輝役を等身大で演じ、初主演にしてはまり役となった。

 一時は不振に陥り、ほとんど声優の仕事がない時期もあった。しかし、1990年代に入ってからは実力も向上し、端役ながら声優・俳優として徐々に仕事を増やしていた。1991年から5年間、NHKラジオ第2の『ことばの教室』にレギュラー出演し、亡くなる前には連続ドラマのレギュラー出演も決まっていた。

 1996年7月30日の午前4時頃、実家のマンションの7階から転落死しているのを弟が発見した。事故原因は不明だが、父親のはせさん治は「突然、命を絶ってしまった」と語っており、自殺だったと思われる。墓石の横には「一条輝役 長谷有洋」と刻まれている。

 1996年7月30日死去(享年31)