松井富実洋

松井富実洋（まついふみひろ　1968年生）
　［競輪選手］


　1983年、文京区立第十中学校卒業。日本競輪学校第61期生。同期に神山雄一郎、山田裕仁、紫原政文らがいるが、在校競走成績は神山に次いで2位だった。師匠は清嶋彰一。日本競輪選手会東京支部に在籍していた。1988年5月8日、花月園競輪場でデビューし9着。初勝利は同年5月23日の岐阜競輪場。

　1989年の全日本新人王戦決勝5着（優勝は神山）、1990年の新人王戦決勝2着（優勝は紫原）などの実績を挙げ、将来を嘱望されていた矢先の1991年2月7日午前2時45分頃、所沢市久米の市道で、乗用車で運転中、道路右側の電柱に激突。全身を強く打って即死した。

　警察の調べによると、現場は緩やかな左カーブで、飲酒とスピードの出し過ぎが原因と見られている。2月5日にいわき平競輪場で行われたダービートライアルを終えたばかりで、同僚と所沢市内の2軒でビールなどを飲み、立川市にある合宿所に戻る途中だった。選手登録削除日は1991年2月8日。通算戦績213戦47勝。

　1991年2月7日死去(享年23)