ジム・フィックス

ジム・フィックス(Jim Fixx 本名:ジェイムズ・フラー・フィックス 1932年4月23日生)
 [アメリカ・ジョギング健康法提唱者]



 ニューヨーク州出身。フィックスはオベリン大学卒業後、30代半ばで100kg近くまで太ってしまい減量のために毎日15kmのランニングを続けた。その結果30kg以上の減量に成功、「減量と健康増進を勝ち取った」としてマイペースでのランニング(ジョギング)を続ける健康法を記した著書『The Complete Book of Running』(邦題:奇蹟のランニング)の大ヒットで1970年代後半から1980年代前半にかけて全米を中心にした世界規模のジョギング健康法ブームの生みの親となる。その背景には、当時から問題視されていた肥満の予防を目的とした健康ブームが挙げられ、同様に1980年代前半からエアロビクスもブームとなっている。

 自らもジョギングの実践を続けていたが、日課としていたジョギング中の1984年7月20日にバーモント州の国道15号線脇で心筋梗塞を起こして突然死した。ジョギングの神様と呼ばれたジム・フィックスの死は各界に衝撃を与え、ジョギングブームは一気に衰退した。ジョギングは健康法として有用だが、体調によっては心臓に負担をかけ危険な場合があるという分析がなされた。現在ジョギングは一時期程のブームは去ったが、お金のかからない手軽なスポーツとして愛好者達の支持を得ている。

 1984年7月20日死去(享年52)