ポール牧

ポール牧(ぽーるまき 本名:榛澤一道 1941年8月2日生)
 [コメディアン/タレント/僧侶]



 北海道出身。実家は曹洞宗寺院。高校卒業後、秋田県で修行し、1958年に還俗して上京する。1962年、芸能界デビューして、関武志とともに「コント・ラッキー7」を結成し人気を博した。1996年9月30日、兄の死去をきっかけとして静岡県の萬松山可睡斎で剃髪して僧籍に入った。

 2005年4月22日午前4時10分頃、新宿区の自宅マンションの敷地内で、血を流して倒れているのを通りがかりのタクシー運転手が発見。病院に運ばれたが、全身打撲で間もなく死亡した。遺書などはなかったものの、当時9階にあった自室の窓が開いたままになっており、ベランダの手すり(高さ約130センチ)を乗り越えたような跡があったことなどから、警察は飛び降り自殺と断定した。

 “指パッチン”で一世を風靡し、一躍人気者になったが2000年にセクハラ騒動が公になってからは、主たる収入源となっていた講演の依頼が激減。ここ数年は、16年間連れ添った前夫人との離婚を余儀なくされ、僧侶も廃業に追い込まれるなど窮地に立たされていたという。

 2005年4月22日死去(享年63)