ユーコン・エリック

ユーコン・エリック(Yukon Eric 本名:エリック・ホルムバック 1924年4月16日生)
 [カナダ・プロレスラー]



 ワシントン州モンロー出身。元々は木こりで怪力コンテストの常連であった。1942年1月22日にプロレスデビュー。裸足に青いジーンズのコスチュームと167cmもの堂々たる胸囲がトレードマーク。得意技のカナディアン・バックブリーカーはユーコン・エリックが創始者であり、木こり時代の作業中に丸太をかつぎあげる体勢をそのままプロレス技に応用したという。

 1952年、キラー・コワルスキー戦でコワルスキーにトップロープからのニー・ドロップを受け、エリックの左耳がそぎ落ちるアクシデントが起こった。コワルスキーのリングシューズのひもが耳に引っ掛かったことが原因だった。

 1965年1月17日、ジョージア州カータースヴィルにある教会の駐車場で、車の中で遺体となって発見された。前日に亡くなったとみられ、口に銃口をくわえて発射する方法での拳銃自殺であった。「耳そぎ事故でエリックはショックで自殺した」との情報も飛び交ったが、実際は妻の不貞によって精神的に悩まされた為であった。彼は3人の子ども(2人の娘と1人の息子)を残した。

 1965年1月16日死去(享年40)