マイケル・ロックフェラー

マイケル・クラーク・ロックフェラー(Michael Clark Rockefeller 1938年5月18日生)
 [アメリカ・人類学者]



 ニューヨーク州知事を務めていたネルソン・ロックフェラーの息子。1960年にハーバード大学卒業後、ニューギニア島バリエム渓谷への6ヶ月に渡る遠征に参加する。

 1961年11月17日、マイケルは島の中心部に住むアスマット族を訪ねようと、カヌーで川を下っていたが、それ以降消息が途絶えた。マイケルの捜索に数百万ドルもの巨費が投じられたにもかかわらず、遂に彼が発見されることはなかった。

 川で溺れたか、ワニに襲われたと推測されている。人肉を食す先住民族が1961年にニューギニアの若干の地域でまだ存在したので、原住民に殺され食べられた可能性も高いと報じられている。


 この事件の詳細は、現地調査を行ったジャーナリストのカール・ホフマンによる本『人喰い ロックフェラー失踪事件』で報告されている。脚本家のジョナサン・ヘンズリーは2007年、この事件をモチーフにしたオリジナルビデオ『実録・リアル食人族』を制作した。