青山景

青山景(あおやまけい 1979年9月26日生)
 [漫画家]



 武蔵野美術大学視覚伝達デザイン学科卒後、2003年に『茶番劇』が第1回イキマンを受賞し、漫画家デビューした。翌2004年、舞城王太郎の著作『ピコーン!』を「月刊IKKI」(小学館)で漫画化し、2005年に『SWWEEET』を「月刊IKKI」にて連載した。

 以降、『ストロボライト』を「CONTINUE」(太田出版)に、『チャイナガール』を「ビッグコミックスペリオール」(小学館)に連載。2010年より「イブニング」(講談社)にて宗教を題材とした『よいこの黙示録』を連載していた。思春期の少年少女を描いた作品が多いのが特徴であった。

 2011年10月9日、講談社の関係者から「青山氏と連絡が取れない」と相談を受けた警視庁調布警察署の係官などが自宅を訪問したところ、浴室で首を吊った状態の青山を発見、その場で死亡が確認された。その3日前の10月6日には、twitterにおいて「思い残すことはあまりない」と遺書めいた書き込みをしていた。

 また、その直前にも「私は私に、真綿で首を絞めるようなやり方で、殺されつつあるのだけど、問いたいのは、殺した後どうするつもりなのか、ということ。。」、「作家生命というものがあるとして、それを殺すことで、一体<私>は何を得るつもりなのだろうか」などと死を意識したツイートがされている。前日の5日まではリプライもあったりと普通の対応が見られており、6日に大きな心境の変化があった可能性もある。

 2011年10月?日死去(享年32)