マーク・ボラン

マーク・ボラン(Marc Bolan 1947年9月30日生)
 [イギリス・ミュージシャン]



 ロンドン生まれ。1965年にソロデビュー。1967年、スティーブ・トゥックとアコースティック・デュオ「ティラノザウルス・レックス」を結成し、翌1968年にデビュー。サイケデリックなフォークロック・グループとして一部でカルト的な人気を誇った。

 その後、新しいパートナーにミッキー・フィンを迎え、1970年12月に「T.Rex」とバンド名を短縮、「ライド・ア・ホワイト・スワン」(全英2位)の大ヒットでスターダムに。1971年には、アルバム『電気の武者』がUKチャート1位の大ヒット。1972年に『ザ・スライダー』、1973年には『タンクス』と次々にヒットアルバムを出す。日本でも武道館公演を行なうほどの人気となった。

 1977年9月16日、ロンドン郊外のバーンズにおいて自動車が立木に激突し世を去った。自動車は愛人のグロリア・ジョーンズが運転しており、ボランは助手席に乗車していた。ボランは長年のヘロイン中毒の為、ボロボロになっていた血管が、衝突のショックで破裂したため、全身血まみれ状態で亡くなっていたという。

 彼はオカルトに凝っていた時期があり、本格的に魔術師の下で修行し、魔女と同棲していたという説もある。また「僕は30歳まで生きられないだろう」と冗談めかして語っていたと言う話は有名である。結果的に彼が亡くなったのは、30歳の誕生日の2週間前であった。

 1977年9月16日死去(享年29)