ミゲール・デルトロ

ミゲール・アルフォンソ・デルトロ(Miguel Alfonso del Toro 1972年6月22日生)
 [メキシコ・プロ野球選手]



 ソノラ州出身。1990年代の大部分をピッツバーグ・パイレーツ傘下のマイナーリーグで過ごしたが活躍の場を求めてメキシカンリーグでプレーした。1998年のキャンプでメジャー40人枠に残れずフリーエージェントとなった。その後1999年にはサンフランシスコ・ジャイアンツ傘下のトリプルAフレズノ・グリズリーズで先発投手、リリーフ投手として起用された。モントリオール・エクスポズ戦でカーク・ルーターをリリーフし2回を無失点に抑えてメジャー初勝利をあげた。2000年9月23日には最後の5イニングを投げて4奪三振し2勝目をあげた。ナショナルリーグ・ディビジョナルシリーズ第5戦のニューヨーク・メッツ戦がメジャー最後の登板となった。

 2001年に西武に入団。入団当初の登録名は「ミゲール」であったがすぐ「デルトロ」に変更された。シーズン終了とともに戦力外になり帰国するがその直後、友人の運転する車に同乗中、トラクターとの衝突事故に遭い29歳の若さで亡くなった。彼の亡くなった後には妻と2人の子供が残された。彼の死を悼み、2002年の1年間のみ西武は背番号32を欠番とし、2003年に細見和史がつけるまでは欠番になっていた。

 2001年10月6日死去(享年29)