周璇

(しゅうせん 本名:蘇璞 1920年8月1日生)
 [中国・歌手/女優]



 江蘇省常州市生まれ。幼い頃に実の両親と別れ、養父母に育てられる。6歳の時に上海に移り住む。1931年、明月歌舞団に入団後、歌や舞踊、ピアノ等を熱心に学んだ。

 1935年、17歳の時に女優活動を開始。1937年、袁牧之監督の『街角の天使』に主演し、劇中で歌った「天涯歌女」、「四季歌」が大ヒット。その後、数々の映画に主演。「何日君再来」、「夜上海」等のヒット曲を連発。中国を代表する女優、歌手となる。

 私生活においては、幼い頃の実の両親との別離、離婚、自殺未遂騒動等、波乱の生涯を送る。日中戦争終結後、香港に移住し上海との往復生活を送る。

 1951年に精神病を突然発症して入院、1957年6月には健康状態も回復し退院の準備を進めていたが、7月19日に突如日本脳炎を発症。専門医による治療の甲斐なく同年9月22日、上海の華山医院にて死去。

 1957年9月22日死去(享年37)