チャン・ジニョン

チャン・ジニョン(張真英 1974年6月14日生)
 [韓国・女優]



 1992年にミスコリアの忠南・真に選ばれたのがきっかけで芸能界入りする。1996年にCMモデルとして広告界に進出し、以後、多数のCMやカタログのモデルをこなす。

 1997年にKBSの『私の中の天使』で主役に抜擢され、テレビドラマに初出演。1999年には『愛のゴースト』で映画デビュー。この作品の演技で、第20回青龍賞新人女優賞候補にノミネートされる。

 2001年の映画『鳥肌』では、トレード・マークだったロング・ヘアを切り、あざまみれの顔で無造作なショートヘアの女性を演じ、注目を浴びた。そしてこの作品の演技で第2回釜山映画評論家協会賞新人女優賞と第22回青龍賞主演女優賞を受賞。海外でも第22回Fantasporto国際映画祭と2001年スペイン国際ファンタスティック映画祭で主演女優賞を受賞し、晴れて一流映画女優の仲間入りを果たした。

 2003年、映画『シングルズ』で2度目の第24回青龍賞主演女優賞を受賞。また、2006年の映画『恋愛、その耐えがたい軽さ』ではセクシー美を披露し第5回大韓民国映画大賞主演女優賞を獲得している。

 2008年9月、胃炎と思って検査を受けた際に胃がんと診断され、ソウルの総合病院に入院。その後、米国で胃がん治療を受けていたが2009年8月に帰国。8月31日、病状が突然悪化して江南聖母病院に入院し治療していたが、9月1日午後4時3分に死去した。彼女は、この日すべての治療を中断して家族と最後の時間を過ごした。病院側もこれ以上治療が不可能だと判断して、治療を中断していた。

 彼女の死後、11ヶ月間の闘病生活を支えていた交際相手と死の直前の8月28日に入籍していたことが明らかになった。夫となった男性は最期の別れの瞬間まで結んだ手を離さなかったという。

 2009年9月1日死去(享年35)