サモ・ハン・キンポー

2007年、香港映画界の大スター『サモ・ハン・キンポー』が急死したというニュースが流れ、大騒動になったことがある。



 2007年12月9日に、新華社通信や人民日報を初めとする中国の一部メディアで「カンフー映画の巨星サモ・ハン・キンポー氏急死」というニュースが流れる騒動が起きた。インターネット界、各地方紙などもこれに追従しトップニュースとして報じ、大騒動となった。たが、インタビューに応じた長男のティミーは「父は弟のサミーと共に山東省でTVドラマ「少林僧兵」の撮影真っ最中であり、これらの報道は全くの事実無根」とこれを即座に否定。同日午後にはサモ本人も撮影地から電話インタビューに応じ、この死亡騒動に怒りを露にすると共に「心配してくださった皆さんに感謝します」とコメントし、死亡は誤りであると伝えた。


 この騒動において事実確認を行わず安易に報道したとしてメディア側は批判に晒され、サモ本人も誤報記事を流した各種メディアに対して一時は訴訟の構えを見せるほど激昂し、人民日報等は後にお詫びの時評を掲載するに至った。