ダイワカーリアン

ダイワカーリアン(1993年3月18日生)
 [競走馬]



 半兄にアイルランドダービー馬のウイングドラヴ、半弟に東京スポーツ杯2歳ステークスを勝ったアドマイヤビッグがいる。1995年11月に東京競馬の芝1600mの新馬戦に柴田善臣騎乗でデビュー。このレースは3着であったが、同月中に勝ち上がる。その後4歳(1997年)の暮れまでに5勝を挙げる。翌1998年に入り3戦目となる千葉ステークスを1番人気に応え、6勝目を挙げてオープン入りした。その後は善戦するものの勝ちには恵まれず7歳を迎えるが、その年の2戦目となった東京新聞杯で初めて重賞制覇すると、年間11戦に出走して重賞3勝を含む4勝を挙げる活躍を見せた。

 8歳を迎えても重賞レースのみを年間10戦に出走するなど、高齢らしからぬ走りを見せるが、種牡馬となるため引退レースとして出走した2001年11月4日アルゼンチン共和国杯のレース後、地下馬道で急性心不全を起こして急死した。戦法は主に逃げで、マイルから2000メートルの中距離戦に出走する事が多かったが、1200メートルの短距離GI高松宮記念で4着となったり、最後のレースとなった2500メートルの重賞アルゼンチン共和国杯でも4着となるなど、幅広い距離適性を見せた。高齢になってから活躍する晩成タイプだった。二ノ宮厩舎の敷地内には当該馬の石碑が建てられている。

 2001年11月4日死去(享年8)