マリリア・メンドンサ

マリリア・ディアス・メンドンサ(Marilia Dias Mendonca 1995年7月22日生)
 [ブラジル・シンガーソングライター]



 クリスティアーノポリス生まれ、ゴイアス州ゴイアニア育ち。教会で音楽に触れ、12歳のときに作曲を開始。2014年、自身の名を冠したデビューEPをリリース。歌手としてのキャリアをスタートさせた。2016年にファーストアルバム「マリリア・メンドンサ・アオ・ヴィーヴォ」をリリース。国内で、24万枚を売り上げてトリプルプラチナ認定を受けて以降、注目を集めるようになる。このアルバムの収録曲「インフィエル」は、ブラジル国内で最も再生された曲の1つとなり、トリプルダイヤモンドディスクの証明を受けた。これにより、全国的な知名度を得る。

 セカンド・アルバム「Realidade」は、2017年にリリースされ、ベスト・セルタネージャ音楽として、ラテン・グラミー賞にノミネート。2019年には、アルバム「TODOS OS CANTOS」をリリース。このアルバムでは、米ラテン・グラミー賞での「セルタネージャ部門」における最優秀アルバム賞を受賞した。

 2021年11月5日、メンドンサは他の4人と一緒にエアタクシーに乗り込み、地元で開催されるコンサートに出演するため、ブラジルのミナスジェライス州カラティンガへと向かった。飛行機は墜落し、メンドンサ、マネージャーでもある叔父、プロデューサー、そして2人のクルーの5人全員が死亡した。彼女の死は、国内外のメディアで大きな注目を集め、アーティストを始めとした多くの人が悲劇を悼み、ソーシャルメディアなどを通じて、彼女への敬意を表した。

 彼女の死後、11月6日だけで2860万回のストリームを記録。この日にストリーミング再生として全世界で最も聴かれているアーティストとなった。

 墜落原因について、現地警察は「機体が墜落する前に高圧線に接触した」可能性があるとの見解を示している。

 2021年11月5日死去(享年26)