近藤圭子

近藤圭子(こんどうけいこ 1943年3月18日生)
 [歌手/女優]



 7歳より、キングレコード専属作曲家・山本雅之に師事し、1951年、『仔豚のラッパ』でデビュー。「八頭身美人」と呼ばれたスタイルで少女層に人気となり、1961年の雑誌『少女』において行われた人気スター投票では、松島トモ子、美空ひばり、中村錦之助、古賀さと子に続いて、5位にランクした。女優としては、映画『透明人間』(1954年)や『続・宮本武蔵 一乗寺の決闘』(1955年)に出演、テレビでは『豹の眼』(1959年~1960年)、『快傑ハリマオ』(1960年)などの大人気番組に出演。NHKのテレビ・ミュージカル『バリ島への道』では主演を勤めた。

 ところが1965年4月28日、群馬県草津の有料道路に停めた乗用車の中で妻子ある男性と腹部を短刀で刺し違えるという心中未遂事件を起こした。22歳の人気スター近藤圭子が何故、心中という選択に向かったのか、詳細は不明であった。彼女はこの事件を期に引退し、「そっとしておいて欲しい」と公の場に出ることは無かった。