ロジャー・トラウトマン

ロジャー・トラウトマン(Roger Troutman 1951年11月29日生)
 [アメリカ・ミュージシャン]



 オハイオ州ハミルトン生まれ。自身の兄弟等とファンクバンド「ザップ」を結成。ブーツィー・コリンズらP-Funk勢の助けを得てデビューする。ザップはデビューアルバム収録の「モア・バウンス・トゥ・ジ・オンス」がヒットする。セカンド・アルバムには「ダンス・フロア」「ドゥーワ・ディティ」などが収録され、充実したファンク・アルバムとなった。

 ロジャーは1981年にソロデビューを果たす。「悲しいうわさ」、「ソー・ラフ、ソー・タフ」などがソウル・チャートでヒットした。その後も、ザップとソロの両方のアルバムをリリースし続けた。自身以外の音楽活動としては、ザップに参加したミュージシャンのプロデューサーとしてシャーリー・マードック、ボビー・グローバー、シュガーフット、ディック・スミス、ニュー・ホライズンズ、ヒューマン・ボディ等を担当した。また、ロジャーとザップは来日公演の回数も多かった。

 1999年に射殺体で発見される。金銭トラブルが原因で兄のラリー・トラウトマンによって殺害されたとみられている(ラリーは現場から数ブロック先に停めてあった車の車内で死亡しているのが発見された。ロジャー殺害後に自殺を図ったと見られている)。

 1999年4月25日死去(享年47)