雨宮まみ

雨宮まみ(あまみやまみ 1976年9月26日生)
 [ライター/作家]



 福岡県出身。主にエロの媒体で執筆し、自らも「AVライター」と名乗る。しかしエロ以外の媒体でも「雨宮まみ」として執筆している。別名義では官能小説も執筆している。2011年『女子をこじらせて』を出版。「こじらせ女子」という「自意識や自らの女性性への自己評価をこじらせた女性」をさす言葉の命名作家としてインタビューやコメントなどをすることが多い。ペンネームの由来の一つは穂村弘の歌集『手紙魔まみ、夏の引越し(ウサギ連れ)』。

 高校生まで地元の福岡で過ごし、大学進学で上京。フリーター、バニーガールなどの職を経てワイレア出版(大洋図書グループ)へ入社。エロ本の編集者として勤務した後、フリーのライターになる。ポット出版のWEBサイト上での連載「セックスをこじらせて」がタイトルを改め『女子をこじらせて』として書籍化。「こじらせ女子」が2013年度の新語・流行語大賞にノミネートされるなどの話題を生んだ。

 2016年11月15日の早朝、自宅で事故により急逝。心肺停止の状態で床に倒れているところを警察に発見されたという。40歳だった。11月17日、葬儀は親族のみで執り行われ、一般のお別れの会は予定されていないことなどが報じられた。生前綴られたブログには死を予感させる内容のものや、エッセイに40歳という年齢を節目と示唆するようなものがあること、そして、報道で死因について具体的に触れられていないことから、本当の死亡原因は自殺ではないかとも囁かれた。

 2016年11月15日死去(享年40)