吉田敬

吉田敬(よしだたかし 1962年5月13日生)
 [音楽プロデューサー]



 大阪府生まれ。慶應義塾大学卒業。1985年、CBSソニーに入社。販売促進・宣伝部門、福岡営業所などに勤務。1997年、社内プロジェクト「Tプロジェクト」を立ち上げる。2000年、新レーベル「DefSTAR Records」として正式発足させる。2001年、ソニー・ミュージックエンタテインメントからデフスターレコーズとして分社化され初代代表取締役社長に就任。平井堅、CHEMISTRYなどをヒットに導いた。

 2003年7月31日をもってデフスターを退社。同年8月1日、ソニー・ミュージックグループでの実績の高評価を受け、ワーナーミュージック・ジャパン代表取締役社長に就任。2008年8月から代表取締役社長兼CEO。コブクロ、絢香、Superfly、河口恭吾らをブレイクさせ、邦楽部門の再建に貢献した。

 うつ病に罹患し通院しており、2010年夏頃から急激に体調が悪化、時折2、3日欠勤することがあったが、罹病の事実は秘匿していた。同年10月5日は出勤するも、「フィジカル、メンタルを含めて検査したい」として、6日から1、2週間休暇すると言い残す。しかし7日午後2時40分過ぎ、東京都練馬区の自宅1階に首吊り状態でいるのを買い物から帰宅した妻が発見。午後3時45分、搬送先の病院で死亡が確認され、警視庁は自殺と断定した。

 2010年10月7日死去(享年48)