カールトン・バレット

カールトン・バレット(Carlton Barrett 1950年12月17日生)
 [ジャマイカ・ミュージシャン]



 キングストン 生まれ。ボブ・マーリー&ザ・ウェイラーズのメンバー(ドラマー)として知られている。ウィンストン・グレナンによって創作されたとされるワン・ドロップをはじめ、様々なレゲエドラムのスタイルを大衆化した。また、彼のドラムと兄アストン・バレットのベースによるリズムセクションのスタイルは、その後世界各地に広まったレゲエの基本となり、後の多くのミュージシャンによって受け継がれている。レゲエドラマーとして最も影響を与えた人物であり、ジャンルを超えて多くのミュージシャンから尊敬されている。

 カールトン・バレットは最初、「ヒッピー・ボーイズ」というバンドでドラムスを叩いていた。1960年代後半に、リー・ペリーに誘われてアップセッターズに加入する。1969年にアップセッターズは 「リターン・オブ・ジャンゴ」をイギリスでヒットさせる。1971年に金銭トラブルから、リー・ペリーとの関係が決裂。兄のアストン・バレットと共にウェイラーズに移り、その後はボブ・マーリー&ザ・ウェイラーズとして活動する。カールトンは、ボブ・マーリーの数ある有名曲の一つである「War」の作曲者でもある。また、兄のアストンとの共作で「Talkin' Blues」も制作した。

 1987年4月17日、キングストンの自宅に帰宅して庭を歩いていたところ、元妻の彼氏に後ろから銃で頭を撃たれた。病院に搬送された時には、すでに死亡していた。

 1987年4月17日死去(享年36)