大塚博堂

大塚博堂(おおつかはくどう 1944年3月22日生)
 [シンガーソングライター]



 大分県出身。大分県立別府緑丘高等学校音楽科を経て、東洋音楽大学声楽科に進むが2年で退学。博多のクラブで歌っていた28歳のときスカウトされて上京。「大塚たけし」の名前でシングルレコードを2枚発売したが、ほとんど仕事がなく、不遇時代を過ごす。

 その後クラブでの弾き語りの活動などが評判になり、1976年6月26日、『ダスティン・ホフマンになれなかったよ』で32歳での再デビュー。同年10月6日、横浜音楽祭に「ダスティン・ホフマンになれなかったよ」で出場し、最優秀新人賞を受賞した。

 コンサート活動を主体としながら、『めぐり逢い紡いで』、『過ぎ去りし想い出は』や『季節の中に埋もれて』などの曲で活発な音楽活動を行い、CMソングやTV主題歌に採用された曲も多かった。

 1981年5月14日早朝、目黒区青葉台のマンション自宅で脳内出血により倒れ、5月18日、入院先の病院にて逝去した。5年間の活動に凝縮された彼の曲は、レコード化されたものが約80曲、没後に発表されたものを含めて約90曲ある。その他、他歌手に提供した歌が40曲ほどある。

 1981年5月18日死去(享年37)