レイ・ハラカミ

レイ・ハラカミ(れいはらかみ 本名:原神玲 1970年12月10日生)
 [ミュージシャン]



 広島県出身。楽曲はテクノ、エレクトロニカが大半である。こもっているようで浮遊感のあるサウンドと、どこか叙情的なメロディが特徴である。音源制作にはほとんどローランドのSC-88Proしか用いておらず、そのSC-88Proのサンプリング音を逆再生する手法で独特の音を奏でている。

 1996年、Sublime RecordsよりリリースされたFlare(KEN ISHIIの変名プロジェクト)のリミックスでデビュー。以降、日本科学未来館プラネタリウムでの上映番組中の楽曲(「暗やみの色」として発表)やCM音楽、くらもちふさこ原作の少女漫画「天然コケッコー」映画版のサントラや、UAやくるり、GREAT3、イルリメなどのプロデュースやリミックスなど数多く手掛けており、高い評価を得ていた。

 その才能を讃えるミュージシャンも多く、矢野顕子にはその音楽の特異性を認められ、矢野顕子独断による「世界遺産」の認定を受けている。2007年には矢野顕子とレイ・ハラカミによるユニット、yanokamiとしてもデビュー。 さらなる活躍が期待されたが、2011年7月27日に脳出血のため急死した。

 2011年7月27日日死去(享年40)