リカルド・パレッティ(Riccardo Paletti 1958年6月15日生)
[イタリア・レーシングドライバー]
パレッティのマシンは前部(運転席)が押しつぶされる形となり、両足は折れ、胸をステアリングで圧迫されていた。そのうえ救助作業の最中にマシンが炎上し、消火作業で救出に時間を要する結果となった。その後病院に運ばれたが、胸郭破裂で死亡が確認された。ピローニ車への追突の衝撃でほぼ即死状態だったといわれ、その後にマシンが炎上したもののパレッティの身体に火傷はほとんどなかったという説もある。事故の原因になってしまったピローニは、激しく追突されたものの、ほとんど無傷だった。
この事故以来、F1では11シーズンに渡りレースウィーク中の死亡事故が起きることはなかった為、長らく「最後の事故死者」として名前が挙がっていた。その死を悼み、故郷・パルマにあるサーキットには、「リカルド・パレッティ・サーキット」の名がつけられている。
1982年6月13日死去(享年23)