矢島由紀(やじまゆき 1962年2月11日生)
[女優]
この矢島の降板に伴い、第11話以降は新たに新人の田中澄子が「矢吹ジュン/2代目イエローフォー」として加わり、番組は継続することになった。また、第7話から10話では矢島と声質が似ている声優の田中真弓が代役として声を吹き替えした。なお、矢島の所属事務所であるJACは、この無断降板の埋め合わせ及びお詫びとして、当時同事務所のエース俳優だった真田広之を急遽ゲストとして『バイオマン』第13話に出演させた。通常、役者不在における降板劇はその数話前から何らかの事情で出られなくなり、そのまま降板に流れるケースが多いが、矢島の件は第9話まで確実に出演していたにも関わらず、翌週で不在・降板というあまりにも突発的なケースだった。
失踪の理由については、絶頂期の中での失踪劇ゆえに様々な憶測が囁かれ、「マネージャーと駆け落ち」「レズで同性の恋人と駆け落ち」「監督と喧嘩して降板」など諸説あるが、真の理由は現在においても明らかにはなっておらず、その消息も未だに不明のままである。この作品で共演した郷史朗/レッドワン役の阪本良介も、降板以後全く連絡がないこと、失踪前日の別れ際に彼女が「私、明日失踪するから」と言った事を明かしている。