マリオ・モニチェリ

マリオ・モニチェリ(Mario Monicelli 1915年5月15日生)
 [イタリア・映画監督/脚本家]



 トスカーナ州ヴィアレッジョ出身。イタリア式コメディの第一人者として知られた。日本での公開作品は少ないが、1935年以来これまで60本以上の作品を監督、ベルリン国際映画祭監督賞を3度受賞し、オスカーにも3度ノミネートされた経験があった。2003年、第60回ヴェネツィア国際映画祭の審査委員長を務める。同年、『トスカーナの休日』にはキャストの一人として顔を出していた。2006年にも新作『砂漠の薔薇』を完成させ、高齢まで現役で活躍した。

 2010年9月、第67回ヴェネツィア国際映画祭でのイタリアコメディ回顧展で、ステーノと共同監督した『騎士の到着』、『刑事と泥棒』が選ばれて上映された。同年11月29日、前立腺癌の治療の為に入院していた病院から飛び降り自殺を図り、死亡が確認された。

 2010年11月29日 死去(享年95)