トム・ヴィラード

トーマス・ルイ・ヴィラード(Thomas Louis Villard 1953年11月19日生)
 [アメリカ・俳優]



 ハワイ州ワイパフ生まれ。ニューヨーク州スペンサーポート育ち。高校卒業後はペンシルベニア州にある大学へ進学するが、後にニューヨークへ渡り、リー・ストラスバーグが設立した演劇学校とアメリカン・ミュージカル・アンド・ドラマティック・アカデミーで演劇を学んだ。1980年代に入ると、ロサンゼルスへ渡って役者活動を本格化。1980年にテレビドラマシリーズの『白バイ野郎ジョン&パンチ』でプロデビュー。その後も小さい役柄ながら『グリース2』やクリント・イーストウッド監督・主演の『ハートブレイク・リッジ 勝利の戦場』などへ出演。1983年からはテレビドラマシリーズ『We Got It Made』のレギュラーキャストとして抜擢され、5年間で46エピソードへ出演している。

 1987年に『ディックの奇妙な日々』で売れない若手SF作家ディック役で映画に初主演。テレビドラマシリーズの『パートリッジ・ファミリー』などで知られるスーザン・デイと共演した。1991年にマコーレー・カルキンとアンナ・クラムスキー主演の『マイ・ガール』などへも出演している。

 1994年に後天性免疫不全症候群を患っていた際、肺炎も併発したことにより病状が悪化してロサンゼルスの病院で死去した。40歳だった。

 1994年11月14日死去(享年40)